社交不安障害
「人前で話すのが怖い…」 「会社で注目されると緊張して動悸が…」 「最近、人との交流が憂鬱で…」
もしかしたら、それは社交不安障害かもしれません。
社交不安障害とは
社交不安障害(SAD)は、人前に出ることや、他人から注目を浴びることに強い不安や恐怖を感じる精神疾患です。 多くの人が経験する「あがり症」とは異なり、日常生活に支障をきたすほどの強い不安や恐怖を感じるのが特徴です。
社交不安障害のよくある症状
人前でのスピーチや発表:
・頭が真っ白になる
・声が震える
・動悸が激しくなる
・汗をかく
・吐き気や息苦しさを感じる
人との交流:
・相手の目を見られない
・言葉が出てこない
・緊張して体が硬くなる
・顔が赤くなる
その他:
・会社や学校に行きたくない
・人との約束をドタキャンしてしまう
・外出するのが怖い
・引きこもりがちになる
これらの症状は、特定の場面だけでなく、日常生活の様々な場面で現れることがあります。 特に、会社での会議やプレゼンテーション、学校での発表会、友人との食事会など、多くの人の目に触れる場面で強く症状が出ることが多いようです。
社交不安障害の原因
社交不安障害の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要因が複合的に関わっていると考えられています。
脳内の神経伝達物質のバランスの乱れ:セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスが崩れると、不安や恐怖を感じやすくなると言われています。
性格的な要因:
・完璧主義
・人目を気にしやすい
・過去のトラウマ体験
遺伝的な要因:
・家族に社交不安障害の人がいる場合、遺伝的に 影響を受ける可能性があります。
社交不安障害の治療法
社交不安障害の治療法は、主に以下の3つがあります。
薬物療法:
・抗うつ薬(SSRI)などを用いて、脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。
・症状を緩和し、不安や恐怖を軽減する効果が期待できます。
精神療法(認知行動療法など):
・認知行動療法は、不安や恐怖を感じる考え方のクセを修正し、行動パターンを変えることで症状を改善します。
・ご自身の考え方や行動を見つめ直し、ストレスへの対処法を身につけることができます。
環境調整:
・ストレスの原因となっている環境を調整することも重要です。
・職場での人間関係の改善、家庭環境の変化など、可能な範囲でストレスの原因を軽減しましょう。
当院の社交不安障害の治療法
当院では、薬物療法、精神療法、環境調整を組み合わせ、患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療プランをご提案します。 特に、認知行動療法に力を入れており、患者様がご自身の考え方や行動を理解し、より良い方向へ変化できるようサポートいたします。 また、職場や家庭環境の調整についても、必要に応じてアドバイスやサポートを行っております。
初めての方へ
当院では、初めての方でも安心してご相談いただけるよう、丁寧な応対や診察を行っております。 ご予約やお問い合わせは、お気軽にご連絡ください。
最後に
社交不安障害でお悩みの方は、一人で抱え込まず、まずは大船駅前笠間口メンタルクリニックにご相談ください。 あなたに合った治療法で、心身の健康を取り戻しましょう。