強迫性障害|大船駅前笠間口メンタルクリニック|鎌倉市大船の心療内科・精神科

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大船駅笠間口から徒歩すぐ

強迫性障害 OCD

強迫性障害

はじめに

「何度も手を洗ってしまう...」 「鍵をかけたか不安で何度も確認してしまう...」
もしかしたら、それは強迫性障害かもしれません。
強迫性障害は、自分でも不要だとわかっている行動を、やらずにはいられない状態を指します。誰もが経験するような行為でも、度を越えてしまうと強迫性障害の可能性があります。

強迫性障害とは

強迫性障害(強迫症)とは、ある考えが頭から離れない(強迫観念)ことや、ある行動を繰り返してしまう(強迫行為)ことを主な症状とする精神疾患です。
強迫観念の例:
 ・「鍵をきちんと閉めたか」が不安で何度も確認してしまう
 ・「手が汚れているのではないか」という不安が拭えず何度も手洗いをしてしまう
 ・「特定の数字を数えないと不幸が起こる」と考え、特定の数字を数え続けてしまう
強迫行為の例:
 ・鍵を閉めたか何度も確認する
 ・何度も手を洗う
 ・物を特定の場所に置くことに執着する
強迫性障害の症状は、日常生活に支障をきたすほど深刻な場合があります。

強迫性障害のよくある症状

強迫性障害のよくある症状は以下の通りです。
 ・強迫観念: 特定の考えが頭から離れない(不合理だと分かっていても)
 ・強迫行為: 強迫観念によって引き起こされる行為を繰り返す
 ・確認行為: 鍵を閉めたか、火を消したかなどを何度も確認する
 ・洗浄行為: 手が汚れている、細菌がついているなどが気になり、何度も洗う
 ・儀式行為: 特定の手順で行動しないと気が済まない
 ・ため込み: 使わない物を捨てられない
 ・数え上げ: 特定の数字を数え続ける
これらの症状は、日常生活に支障をきたすだけでなく、人間関係にも影響を与えることがあります。

強迫性障害の種類

強迫性障害は、症状によっていくつかの種類に分けられます。
 ・確認型: 鍵や火の元などを何度も確認する
 ・洗浄型: 手洗いや入浴などを過度に行う
 ・儀式型: 特定の行動を繰り返す
 ・ため込み型: 物を捨てられない
 ・思考型: 悪いことが起こるのではないか、などと考え続ける
これらの種類は、単独で現れることもあれば、複合して現れることもあります。

強迫性障害の原因

強迫性障害の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関わっていると考えられています。
 ・脳の機能異常: 脳内の特定の部位の活動が過剰になっている
 ・遺伝的要因: 強迫性障害になりやすい体質を受け継いでいる
 ・環境的要因: ストレスの多い環境にいる
 ・性格的要因: 完璧主義や几帳面な性格
これらの要因が複合的に関わり、強迫性障害を発症すると考えられています。

強迫性障害の治療法

強迫性障害の治療法には、主に以下の3つがあります。
 ①.薬物療法: 脳の機能異常を改善する薬(SSRIなど)を服用します。
 ②認知行動療法: 強迫観念や強迫行為に対する考え方や行動パターンを変えるための訓練を行います。
 ③暴露反応妨害法: 強迫観念を抱く状況に意図的に身を置き、強迫行為をせずにいる練習をします。
これらの治療法を組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。

当院の強迫性障害の治療法

当院では、強迫性障害の治療として、薬物療法と認知行動療法を組み合わせて行っています。
薬物療法では、患者様の症状や体質に合わせて適切な薬を処方します。認知行動療法では、強迫観念や強迫行為の原因を探り、患者様がご自身で症状をコントロールできるようになるためのサポートをします。
当院では、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。

強迫性障害でお悩みの方へ

強迫性障害は、決して一人で悩む必要はありません。
当院では、強迫性障害の専門医が、患者様の症状や悩みに寄り添い、一緒に治療を進めていきます。
「もしかしたら、強迫性障害かも?」と思ったら、まずは大船駅前笠間口メンタルクリニックにご相談ください。

初めての方へ

当院では、初めての方でも安心してご相談いただけるよう、丁寧な応対や診察を行っております。ご予約やお問い合わせは、お気軽にご連絡ください。

最後に

強迫性障害は、適切な治療を受けることで改善が見込める病気です。
諦めずに、一緒に治療に取り組みましょう。