適応障害とは
はじめに
「最近、なんだか気分が落ち込むな…」 「会社に行くのがつらい…」 「眠れない日が続いている…」
もしかしたら、それは適応障害かもしれません。
ストレス社会の現代人に多い「適応障害」とは?
適応障害とは、環境の変化やストレスによって心身に不調が現れる状態です。
・転職や昇進、異動
・結婚や出産
・引っ越し
・病気やケガ
・離別や死別
このようなライフイベントは、喜びや期待感をもたらす一方で、大きなストレスとなることもあります。ストレスが過剰にかかると、心や体に様々な症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまうことも。
適応障害のよくあるケース
・職場環境の変化: 新しい仕事や部署への異動、人間関係のトラブル、過重労働など
・家庭環境の変化: 結婚、出産、育児、親の介護、家族との死別など
・学校生活での問題: いじめ、学業の不振、受験のプレッシャーなど
・社会的な変化: 引っ越し、災害、失業など
適応障害の症状チェック
・憂うつな気分が続く
・何事にもやる気が起きない
・不安やイライラが強い
・眠れない、または寝すぎる
・食欲がない、または食べすぎる
・体調不良が続く(頭痛、吐き気、動悸など)
・集中力がない
・イライラしやすい
・周囲に当たり散らしてしまう
1つでも当てはまる項目があれば、適応障害の可能性があります。
適応障害の治療法
適応障害の治療法は、大きく分けて以下の3つがあります。
環境調整: ストレスの原因となっている環境を変えることが根本的な治療法です。
・職場であれば、業務内容の変更や休職、転職などを検討します。
・家庭環境であれば、家族や周囲のサポートを得たり、家事代行サービスを利用するのも有効です。
薬物療法: 症状を和らげるために、抗うつ薬や抗不安薬などが処方されることがあります。
・薬物療法はあくまで対症療法であり、根本的な解決にはなりません。
・環境調整と並行して行うことが重要です。
精神療法: 認知行動療法などを通して、ストレスへの対処法を身につけたり、自己肯定感を高めることを目指します。
当院の適応障害の治療法
適応障害は環境調整を行うとよくなることが多いです。そのため、お薬はあくまで補助的な位置づけとして、お薬にはなるべく頼らない形での治療を行っています。必要に応じて、職場や家庭環境の調整についてアドバイスを行います。診断書の発行も可能です。
初めての方へ
当院では、初めての方でも安心してご相談いただけるよう、丁寧な応対や診察を行っております。ご予約やお問い合わせは、お気軽にご連絡ください。
最後に
適応障害でお悩みの方は、一人で抱え込まず、まずは大船駅前笠間口メンタルクリニックにご相談ください。あなたに合った治療法で、心身の健康を取り戻しましょう。